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いづみのあゆみ

沿革年表

昭和62年 加茂町・笠置町・和束町・南山城村の障害児をもつ家族が中心となり、「養護学校の卒業後の進路を考えよう!」「相楽郡東部にも共同作業所を!」という願いをもって運動を開始
昭和63年 3月 和束町社会福祉センターにて「相楽東部に共同作業所を作る会」が発足
その後、7人の在宅障害者と2人のスタッフで、週3回の「青年学級」を開始
9月 加茂町現光寺に心身障害者通所施設「いづみ共同作業所」開所
平成2年 12月 加茂町里に移転
平成3年 4月 各町村の社会福祉協議会・民生児童委員協議会・身体障害者協議会の皆様のご支援で、「いづみ共同作業所を守る会」発足
平成4年 4月 精神に障害のあるご利用者が増え、精神障害者共同作業所併設
平成5年 4月 重症心身障害者通所援護事業を開始
6月 「家以外でも安定して過ごせるように」「親亡き後に備える」「自分で出来ることを 増やす」をテーマに宿泊訓練の開始
11月 作業所開所5周年記念『作業所まつり』開催
平成9年 4月 緊急一時保護/レスパイト(短期入所)事業を作業所と保護者会の共同で開始
社会福祉法人設立を目指して「将来構想委員会」を発足
12月 加茂町に土地の提供や資金援助についての要望書を提出
平成10年 7月 ご利用者の増員により一棟増築
11月 作業所開所10周年記念『作業所まつり』開催
平成11年 4月 作業所まつりin南山城村開催
7月 加茂町観音寺を法人開設地として決定。法人設立のアピール
平成12年 7月 京都府との協議を開始
12月 隣地地権者の同意を得て、地元区との協議終了
平成13年 7月 京都府より社会福祉法人認可を得る
8月 加茂町観音寺で竣工式 開設
平成14年 4月 知的障害者通所授産施設、精神障害者地域生活支援センター、グループホーム開設
平成17年 4月 (支援費制度が始まる)
9月 サービスセンター・児童デイサービス事業開始。
相談支援センター開設
その他、短期入所事業・日中一時支援事業・ガイドヘルプ事業・相談支援事業
平成18年 10月 (障害者自立支援法が施行)
平成21年 3月 いづみ20周年記念『いづみまつり』開催
平成22年 4月 児童デイサービスきづ開所
10月 『第4回いづみまつり』開催
平成23年 4月 グループホーム第二いづみ荘開設
平成24年 11月 児童デイサービスきづ第二開所
平成26年 12月 『第5回いづみまつり』開催
平成27年 4月 第一いづみ荘移転開所
11月 ワーキングサポートちくたく開所
地域活動支援センター移転
平成28年 7月 児童デイサービスかも第二開所
平成30年 9月 『いづみ30周年記念式典』開催
― 30周年記念誌「わたしたち」発行 ―

いづみ創立30周年記念式典

創立30周年のご挨拶

本日ここにいづみ福祉会創立30周年記念式典を挙行いたしましたところ、京都府知事,木津川市長,笠置・和束・南山城の町村長をはじめ、多くのご来賓の皆様にご臨席賜り、また、平素は格別のお世話になっております関係機関・団体の皆様、いづみの活動にエールを送り続けていただいている「いづみ福祉会を守る会」会員の皆様、温かくいづみを応援いただいている地域の皆様方、そして、いづみで楽しく活動していただいているご利用者の皆様、懸命に事業を支えてくれている職員の皆様、夫々ご多用の折にも拘りませずお越しいただきまして、誠に有難うございます。日頃のご理解ご高配に、高いところではございますが、厚く御礼申し上げます。

いづみはやっと30歳にならせていただきました。昭和63年に障害に苦しむ7名の皆様と2人の若者が、高く大きな夢を抱いて歩み出したことに始まります。施設の面でも、財務の面でも極めて厳しい環境の中で、歯を食いしばって活動を続けるうちに、仲間が少しづつ増えて、明るい笑い声も大きくなっていきました。

やがて、土地を貸してくれる方や、労を惜しまず施設の建築に協力してくれる方、事業のための様々な資材を提供してくれる方々に、ご利用者や職員は大いに勇気付けられました。平成2年の里事業所への移転は、行政と地域とご利用者家族と職員が一体となって取り組んでいただいた努力の結晶でありました。

そして、社会福祉法人化と現在の本館建設は、障害者支援の社会的なニーズと地域の障害者の切実な願いに応えるために、行政の大きな援助と、広く地域の応援を得て平成13年に実現したものであり、その後のいづみの発展への基盤となりました。

30周年を迎えたいま、いづみは障害者福祉の総合的な施設として17の事業を11の事業所で展開し、120名の職員が延500名のご利用者に寄り添っています。

「生きることのすばらしさ、生き抜くことの大切さ」がいづみ福祉会の経営理念です。
命と人権を尊び、障害も個性であるとの考え方をしっかりと根付かせることができましたのは、創立以来障害者ファーストの経営思想を貫いてきたからではなかったかと、先人の皆様に深甚なる敬意を表したいと思います。と同時に、この後感謝状を贈呈させていただきますボランティアの皆様が、長年に亘りお世話いただいていることについて深く感謝申し上げます。

ところで、障害者を取り巻く環境は依然として厳しい中にあります。いま世間を騒がせています、中央省庁などでの障害者雇用義務に背く実態などは、障害者をないがしろにし、人権を蹂躙した行為に他なく、誠に遺憾であります。私共は、障害は夫々の人の個性であり、お互いに補い合い助け合えば、共生社会が実現できるのだとの信念を改めて胸に刻む必要があります。

いづみは山城南部地域の障害者福祉のセンターとしての役割を果たすため、今後もブレることなく、ご利用者に寄り添い、よりよい支援を追及し続けて参ります。

皆様方の今日までのご支援に重ねて御礼申し上げますとともに、これからも倍旧のご支援とご協力を衷心よりお願申し上げます。

結びになりましたが、本日の記念コンサートをプロデュースいただいた芹沢尚子様と演奏いただく音楽家の皆様に感謝申し上げますとともに、ご来場の皆様の益々のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。

いづみ福祉会は、生きることのすばらしさ、生き抜くことの大切さを基本に、障害ある人たちが地域社会で普通の暮らしができるよう・・・生活者としての自立をサポートしています。
これからも、社会の環境とニーズ、障害者福祉行政の態様などをしっかりと把握しつつ、職員の人材能力の更なる向上を図り、高い専門性を活かし、ご利用者の安心と満足度をいかに高めるかを追い求めながら、ご利用者お一人おひとりが「生きることに楽しみを感じる」ことができるような施設運営を目指してまいります。

障害者にとってのノーマライゼーション(地域社会での普通の暮らし)を向上させるために、皆様の温かいご声援を社会の隅々にまで届けてくださるよう、そして、いづみ福祉会へのいっそうのご支援をお願い申し上げます。

平成30年9月1日
社会福祉法人 いづみ福祉会
理事長
坂本 利正

  • 創立30周年のご挨拶
  • 来賓祝辞
  • 来賓祝辞
感謝状贈呈
  • 足立 正子 様
  • 加藤 史江 様
  • セラピードッグ スマイル 様
  • 日本宇宙少年団 木津川分団 様
  • おはなしポケット 様
  • かもの恩返し 様
  • たかっちゃんの紙芝居 塚田 高司 様
  • ブルーメの会 様
[五十音順]
  • 記念コンサート第一部/ピアノ・ヴァィオリン・声楽 アンサンブル
    第二部/ピアノ連弾
  • 演奏:岸田 典子様/福井 彩乃様/中谷 けい様
  • 演奏:谷原 麻貴様/川島 なお美様
  • 当日の様子
  • 式典当日は、あいにくの雨模様
  • 雨にもかかわらず、大勢のお客様が
  • 拍手と笑顔でいっぱいの会場
  • デイご利用の児童さんからお祝い作品
  • これまでの歴史にしみじみ…
  • 素晴らしい作品の数々に感心
  • ちくたくによるサボテンの販売
  • いづみのパンはいつも大人気
  • コンサートの方たちにショールのプレゼント